山梨県北杜市HOKUTO, YAMANASHI
町名も、地番も、経路も、明かさない。明かすのは、この市の名まで。
山梨県、北杜市。ある原野に、ひとつのサウナがある。半径五百メートルに、人はいない。水風呂は、すぐ脇を流れる沢。春は十四度、夏は十八度、冬は八度前後。水底が見えるほど、澄んでいる。火は百度を超える。
場所は明かさない。地図にはない。検索しても、この頁までしか出てこない。ここを知るには、招かれるしかない。
台帳THE LEDGER
湧火は、この市を地図と登記から探しあてた。だからこの頁も、印象ではなく、記録から書く。以下は、火を焚く前からそこにあったものだ。
出典:北杜市公式サイト/環境省 名水百選/産業技術総合研究所 地質調査総合センター/山梨県公式観光ネット ほか。数値は各出典の公表時点。樹齢は推定値。
湧火YUUKA
薪は、この山から出る。倒れた木を伐り、割り、乾かす。立っている木には、手をつけない。
沢の水を、そのまま引く。ホースを上流へ一本。ポンプはない。落差だけで、水は落ちてくる。使った水は沢へ戻さず、土を通して返す。
よそから運び込んだものは、何もない。
14 / 18 / 8 ℃
春・夏・冬の沢の水温。水底が見えるほど、澄んでいる。清冽な水が、絶えず入れ替わる。
100 ℃超
薪をくべる。石を焼き、水をかける。薪の番をするのは、訪れた人自身。
半径 500 m
人はいない。物音も、灯りも、視線もない。夜、光るのは火だけ。街の灯りは届かない。
縁WHY HOKUTO
はじめは、沢のある土地を探していただけだった。地図を引き、登記を取り、手紙を書いた。断られ、また書いた。譲ってくださった方がいた。会いに行くうちに、土地より先に、この土地の人を好きになっていた。
いま湧火が焚いている火は、この市の山から出た薪で、この市の沢の水で冷ましている。
ここでなくてもよかった、とは、もう思えない。
入口THE ENTRANCE
検索しても、出てきません。地図にも、ありません。予約サイトにも、載せていません。訪れる方法は、招かれること、ただひとつ。
火を囲む人を、火守(ひもり)と呼びます。便りをいただいた方に、所定の審査ののち、招待をお送りします。火守は会員ページから、希望の日時を一時間単位で予約できます。はじめての一度のための、小さな入口も用意しています。料金は外に明かさない約束のため、返信にてお伝えします。
火守への便りを送る →または LINEで受け取る ↗ / info@yu-ka.space / Instagram ↗
※これは予約の受付ではありません。最初の招待を、最初にお届けするためのものです。
距離ACCESS
問いQUESTIONS
山梨県北杜市、甲斐駒ヶ岳の山麓。公開している所在地は、ここまでです。町名も、地番も、経路も明かしません。正確な場所は、招かれた方にだけお伝えします。
予約できるのは、審査を経た火守だけです。会員ページから、一時間単位で。一般に開かれた予約枠はありません。
場所と料金を外に明かさないことが、火守との約束になっています。便りをくださった方に、返信でお伝えします。
見学という入口はありません。あるのは、招かれること、ただひとつ。まずは、便りをお送りください。